アヤム・セマニの種の起源

アヤム・セマニはインドネシアで誕生した…

その誕生には、どう言った経緯が有ったのか紐解いて行きます。

中には、憶測や間違った内容も有るかもしれませんが、インドネシア中心に各国の文献を精査した結果、こう言ったストーリーとなりました。
私個人の意見も踏まえ(笑)読み物として是非読んで頂けますと幸いです。
(一般的にまだ解って居ない事と言うのは、沢山の人が考えた結果真実が見えて来る物ですので、皆さんも一緒に考えて下さい)

600年ほど前から伝説となったUMA。(UMAについては別途記載します)
それはどこから進化したのでしょう?

鶏の先祖は、全てヤケイ4種から産まれた…と言われています。
しかし、現在の鶏から解析された現代の技術からは、赤色ヤケイのみ、もしくは灰色ヤケイの遺伝子も少し見受けられるとなっていると思われます。

アヤム・セマニ

それは元々、アオエリヤケイの♂とセキショクヤケイの♀の交配から産まれたとされています。

しかし…そんな古い記述が有ったのでしょうか??
そんな古い記述が信用できるのでしょうか??
日本でも、武将の肖像画の背が高く描かれて居たり、カッコよく描かれて居たり、西郷隆盛など似ても似つかない、父と兄?だっかたな?の画像から推測した肖像画であると今は解ったり、真意でない記述がある事が分かっています。
文献からだとしたら、それは眉唾かもしれません。
そんな時代に、そんな累代の(人間で言う家系図の意・いわば血統書)を鶏の為に記述して居たとはとても考えにくいのです。
と言う事は。。。
セマニの遺伝子解析の中で染色体なのか、ゲノムなのか、DNAなのか解りませんが、何らかの形でアオエリヤケイの♂とセキショクヤケイの♀がセマニに近しいとされたのではないかと言う憶測が出来ます。
セマニの名前の由来にも記載しましたが、日本鶏品種間の類縁関係の研究結果をこちらにも張っておきます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpsa1964/35/3/35_3_173/_pdf

これまたしかし。。。
でも、どの国の記載にもはっきりと文献から来るような記載があるんですよね…難しい…

それはさておき。

そこで登場したのが、アオエリヤケイの♂とセキショクヤケイ♀のMixとされている「アヤム・ベキサール」
現在のセマニの元となった鶏が登場しました。

ベキサールは、3種に分かれ「ガルス・アエネス」「ガルス・テンミニキー」「ガルス・ビオラセウス」の3種に分かれました。(日本字表記間違っているかも?です。「ピザ」の正式が「ピッツァ」である様な言葉の発音の問題です…)

※ガルスは、ヤケイの学名
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%82%B1%E3%82%A4%E5%B1%9E

その3種とも、色合いについては、見た目はオレンジ緑・赤などが強くなったセキショクヤケイのようです。
これは「アヤム・セマニの起源」とされていますが、内容を見るとどうも鶏の起源だと思われます。
3種のガルスが、ヤケイ4種のいずれかと再度交配されたりして色々な品種が作られてきた。
と言う事だと推測されます。
紀元前6000年前の事など、良く分かったものです。

通常は、自然界での微妙な異種交配では、繁殖能力が無くなるのでまれなケースなのですが、インドネシアのセマニには、そこから自然に有り得ない位の変化が始まりました。(これが進化と言うのだと思います)
日本でも天然個体で、外来クワガタが入ってくる以前から、オオクワガタとコクワガタのハイブリット(雑種)が多数見つかっていますが、残念ながら今の所繁殖能力は有りません。

「レオポン」の様に、偶然生まれた子が、現在の知識でも再度作る事が出来ない異種交配も有ります。
そこをすり抜けて、究極の進化を辿り今に至った一つの例が「アヤムセマニ」なんですよね。

そんな恐ろしいほどの、生命力?(子孫維持力)を持って生まれてきたセマニが、世界各国で人間による雑種が横行し、絶滅するかもしれないんですよね…
こんな貴重な生き物が、交雑により「ただ黒いだけの鶏」になる事は避けたいものです。
どんな動物でもそうなんですが、皆様にはもう少し節度を持って頂きたいと切に願います。

セマニについては、特殊な個体となる為、一般の鶏より密な調査が行われているようです。

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